犬と暮らす 犬の飼い方・しつけ

老齢犬の食事回数と適切な食べさせ方とは。

犬の飼い方・しつけ


こんにちは!Nature Cottage Akabekoです。相談者さんからご質問いただきました。

相談者さん
相談者さん

年齢12才で元気ですが、食欲が無くなり、心配です。
年齢にあったよりやわらかい、食事に変えた方が良いか悩んでおります。
よろしくお願いします。

では、【老齢犬の食事回数と適切な食べさせ方】について解説します。(監修:NPO法人アニマルワン)

老齢犬の適切な1日の食事量

まず、老齢犬になると一般的に運動量が下がり、必要とするエネルギー量が少なくなります。また、生理的な機能調整に不具合が生じるようになるものです。その他、疾病があるかどうか、歯の健康状態や肥満度によっても食餌に対する配慮が異なってきます。必要とするエネルギー量には個体差のありますが、一般的には体重から計算して標準的な必要なエネルギー量を推測することができます。

いくつかの計算方法がありますが、成犬で健康体で不妊手術を施していない場合は、132×〔体重(kg)×体重(kg)×体重(kg)×√・√〕で求めることができます。

例えば、4kgのイヌの場合は、132×〔4×4×4×√・√〕=132×2.83=373.56kcal/d となり、1日に373.56kcalのエネルギー量が標準的な必要量となります。

高齢犬であればこれの80%として、373.56×80%=298.85kcalとなります。約300kcalのエネルギー量が目安になるとういことです。

そして、与えているフードが100gあたり150kcalであれば、1日にこのフードを200g与えればよいことになります。この1日に必要とするエネルギーを満たしているかどうかが1つの目安となるのです。

老齢犬の食事方法

生理機能の調節についてですが、これはバランスの良いアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが重要です。特に犬自身の体内で合成できないものは、必ず外から摂取しなければなりません。不足を起こさないように注意してください。特に必須アミノ酸としてイヌでは10種類が知られています。また、ビタミン(A・C・.E)などのように、摂取することにより酸化(老化)を予防するものも与えると良いでしょう。

疾病についてですが、高齢のマルティーズには、弁膜症や肺水腫といった病気が多くあることが知られています。散歩や運動中にゼイゼイといったような呼吸音はないでしょうか。このような疾病がある場合は、療法食や処方食といった特別な食餌療法が必要なことがあります。

歯については、大丈夫でしょうか?歯槽膿漏や歯周病・歯肉炎などの病気は無いでしょうか? 健康であり、固形フードを食べられるのであれば、無理して柔らかいものに変えることはないと思います。ただし、小型犬専用の粒の大きさもものにしてあげるのは良いでしょう。固形フードは歯石の付着予防にもなりますし、顎の運動は脳にも効果的です。

食餌の変更を実施するについても、動物病院での健康診断をしておくことは大切ということです。これは健康状態を考慮して対応してあげることが理想的だからなのです。食欲を増すために水分量を増すことは、効果的な方法の一つですが、専用の缶詰やセミノイストタイプのものを利用するようにしてください。

ドライフードに水やお湯をかけてふやかして与える方法を見かけますが、これでは重要な栄養分が水分と一緒に流れ出てしまい最良の方法とはいえません。健康診断を行い、獣医師から適切な食餌療法を指導してもらうことが大切です。健康であれば病気予防になりますし、疾病があれば食餌により治療効果も期待できるのです。特に老齢であるならばなおさらのことでしょう。

ペットと泊まれる裏磐梯の隠れ家コテージ Nature Cottage Akabeko

福島県の会津地方にある裏磐梯という大自然に囲まれた国定公園内にあるペットと泊まれるコテージです。四季折々の景色を眺めながらご滞在いただけます。

小動物から超大型犬まで宿泊OK!ドッグランもリニューアルし安心して遊べるようになりました!わんちゃんもねこちゃんと一緒に遊びにきてね。ホームページ予約は当館最安値です!