【犬との引越し】引越しによる愛犬の不安を解消する方法とは。

こんにちは！Nature Cottage Akabekoです。相談者さんからご質問いただきました。

では、【犬との引越し】引越しによる愛犬の不安を解消する方法とは。というテーマで解説します。(監修：NPO法人アニマルワン)
 

引っ越す前に事前にしつけをする。

ワンちゃんと一緒に新しい家（特にマンション）に引っ越された場合、事前にワンちゃんによるトラブルや、ワンちゃんのストレス付加を軽減するために、事前に対応しておくと良いことがあります。

ワンちゃんだけでのお留守番は大丈夫ですか？　飼い主さんが外出された後、30分以上を静かにお留守番できない場合（吠え続けたり鳴き続ける等）は、分離不安症と診断されることがあります。このような場合は、専門の動物病院や家庭イヌのインストラクターに必ずご相談されるようにしてください。

さて、新しい家に引っ越される場合に大きく変化するのが環境です。新しい環境への慣れは、小さい時からいろいろな場所に連れて行ったかどうかにもより、慣れ方が異なってきます。いろいろな場所へ連れて行ったワンちゃんの方が、多くの新しい環境に順応（慣化・馴化）しやすいものです。

散歩も行かずに家に閉じこもったままのワンちゃんほど、新しい閑居に順応しにくいものです。また、飼い主以外の他人や他の飼い犬に対しても同様です。多くの人や犬と出会ったり遊んだ経験のあるワンちゃんほど、環境にも慣れやすく、性格も落ち着いていることが少なくありません。

引越し後に起きうる不安要素

音についても問題になるのが、部屋のチャイムです。来訪者がチャイムを鳴らすたびに吠え続けて困ることはよくあることです。チャイムの音という刺激にも鳴らさせておくことが大切です。

最も大きな問題となるのが排泄の問題です。今まで、“家のここなら排泄をして良い”という場所指定型のしつけをしていると、引越し先にはその場所がないわけですから、ワンちゃんはどこで排泄をしたらわからず大きなストレスを強いられることになります。

最終的にはどこに排泄をしなければならず、その時に、自分はしてはイケナイことをしてしまったと思うわけです。このようにならないためにも、事前にペーパートレーニングでトイレのしつけをさせておくことです。

トイレシーツの上であれば、どんな環境でも排泄をしても良いというトレーニング方法です。これは旅行にワンちゃんと一緒に言った時も非常に役に立つ方法ですから、習得させることをお勧めします。（これも以前にしつけの方法のご紹介をしています。その項をご参照いただくか、専門家にご相談ください。）

排泄にとは若干異なりますが、マーキング行動も問題になります。ペット可マンションでは多くのワンちゃんも同居することになります。その結果、アチコチでマーキングがされることになりかねません。

場合によっては、マンション住居者以外の散歩中のイヌがマンション入り口でマーキングを行うようなこともあります。ワンちゃんもアチコチでマーキングをしようとするでしょう。

新しい環境は新しい縄張りでもあるので、ワンちゃんも必死です。最後は尿も出なくなり、マーキングの格好だけをしている状態になっていることもあります。

繁殖予定のない場合や集合住宅マンションでの居住の場合は、不妊手術をされることをお勧めします。マーキング行動などの抑制に効果的です。実施方法などについては、動物病院で相談されるようにしてください。専有部屋内に関しては、ワンちゃんの居場所を準備してあげることです。

引越し前のトレーニング具体例

引越し前であればクレートトレーニングをしておくことをお勧めします。クレートトレーニングとはクレート（キャリーケースとハウスを兼用したもの）をワンちゃんのハウスとして利用させ、どこへでもそれを持っていくという方法です。

ワンちゃんにとっては自分の部屋（家）ごと、移動することになりますから安心です。クレートにいればどんな環境でも安心して落ち着いていられるようにするわけです。もちろん、新しい家やクレートにはワンちゃんの使っていたオモチャやタオルなど、ワンちゃんの匂いのついてものを置いておくこともストレスを軽減することになりますので、忘れないようにしてください。

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