こんにちはNature Cottage Akabekoです。ペットのお悩みに関してQA形式でお答えしていきます。今回のお悩みは、【愛犬と飼い主の適切なコミュニケーション】について解説します。
(監修:NPO法人アニマルワン)
4ヶ月のポメラニアンを飼っています。体を擦り寄せてきて甘えたり、いなくなるとクークー鳴いたり、基本的なしつけも覚えました。
飼ってもう2ヶ月になりますが、飼い主である私と主人に尻尾を振ってくれません。散歩の途中で、会う年配の方には尻尾をふります。
体を擦り寄せてきて甘えたり、いなくなるとクークー鳴いたり、基本的なしつけも覚えました。 なのに、帰宅した時なども全く尻尾を降ってくれなくて、もしかしたら懐いてなかったり、私たちを下に見てしまっているのかと悲しくなります。一度でも振ってくれればと…毎日悩んでいます。
なにが原因なのかわからず対処のしようがありません。
アドバイスをいただければとてもうれしいです。
愛犬の行動・仕草・表情をじっくり観察してみよう。
犬と飼主がコミュニケーションを持って付き合おうとしたとき、犬のコミュニケーションの方法やボディーランゲージの方法を知っておくことはとても大切です。
犬が何を感じているのか、何を伝えようとしているかを知ることは犬を躾や一緒に遊んだり出かけたりする時にとても役に立つものです。
さて、犬が尻尾を振るという行動は、うれしい時にだけする行動でありません。興奮しているときや心に葛藤がある時・相手を落ち着かせようとしている時や遊びへ誘う時・また、威嚇行動に伴って尻尾を振る場合もあるのです。
一般的に尻尾をゆっくりと大きく尻尾を振っている場合や尻尾を持ち上げずに小刻みに振っている場合は親愛の情を示し、威嚇的な意味合いが含まれている時には尻尾を高く持ち上げ小刻みに振る行動がみられます。(その他、状況によりいろいろなケースが考えられます。)
このような尻尾での表現以外に、犬は群れで暮らす仲間同士でのコミュニケーションを行うため、体の動きや態度・顔の表情・耳の位置や動かし方・音声(鳴き声や吠え声)などいろいろな方法でのコミュニケーションしているのです。
これらの表現からは犬の感情までも読み取れることになります。
特に争いを避けるために、自分や相手を落ち着かせるための行動信号のことをカーミング・シグナルといいます。
自分は相手に対して敵意が無いことを伝え、相手の恐怖心を取り除き相手の威嚇行動を和らげる効果や自分自身のストレスや不安を落ち着かせる効果があるといわれています。
これらのカーミング・シグナルは30弱あるといわれています。また、これらの犬本来が持っているコミュニケーション方法を飼主に理解してもらい、飼主と愛犬とのコミュニケーションに活用することは、すでに多く家庭犬インストラクターやドッグトレーナーの間で実施されています。
ここでいいたいことはワンちゃんの行動や仕草や表情をよく観察してみてください。決して飼主が思うように愛犬が考えているとは限りません。良いことも悪いこともです。
愛犬との接し方に気をつけよう。
飼主の犬との接し方次第で犬の態度も大きく変わるのが普通です。ご質問でも触れているようにα(アルファ)症候群にさせないための飼主の接し方や態度のことです。甘やかし過ぎにせず、飼主がリーダーであることをしっかりと威厳を持って伝えなければなりません。
愛犬がリーダーになると飼主を自分の下位に置こうとする態度(権勢症候群)や、甘やかし過ぎの結果、自分一人では何もできずに一人ぼっちにすると不安に襲われて鳴き続けるようなこと(分離不安症)にもなりかねません。
小型の愛玩犬として品種改良されてきた犬種は、飼主の甘やかし過ぎも多く、これらの問題を多く抱えていることが多いように思えます。
ご質問からは細かい状況などがわからないために詳しいことは申し上げられませんが、適正な躾の方法を専門家から指導して頂くようにすることをお勧めします。
ご質問者のワンちゃんが散歩中に出会う方が、会うたびにオヤツをあげていたら、ワンちゃんは散歩のたびにその方に会うことを期待するようになるでしょう。
もちろんその方に会うことがワンちゃんにとっては喜ばしいことになります。また、ワンちゃんは普段お家に一人でお留守番をしているのでしょうか?それとも他にご家族の方がいるのでしょうか?
ご家族の対応によっても貴方に対するココちゃんの態度は影響を受けるものです。また、ココちゃんは貴方に対して前足と上半身を低くして、おじぎのような姿勢で、前足を弾ませ、体を左右にじゃれるように動かしていることはありませんか?
これは遊びに誘う一般的なカーミング・シグナルです。これをいつも貴方が無視していたらココちゃんはどう感じるでしょう。いつもこれを無視していたらとしたら・・・・・・・?
くどいようですが、幸せなワンちゃんとの生活とコミュニケーションのためにも、早めに専門家に相談して指導を仰ぐことが懸命といえます。
動物はいつでも誰にでも平等な愛情で接してくれるものです。是非、一層の楽しく幸せな生活を掴んでくださいね。
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