【尻尾を追いかける犬の行動をやめさせたい】原因と解決法とは。

こんにちは！Nature Cottage Akabekoです。相談者さんからご質問いただきました。

では、【尻尾を追いかける犬の行動をやめさせたい】原因と解決法とは。というテーマで解説します。(監修：NPO法人アニマルワン)

尻尾を追いかける原因はストレス

一般的に考えられることはストレスが最初にあげられるでしょう。また、単純に遊びの一種や気晴らし、飼主の注目を向けるため、お尻や尾の部分の不快感、また、これやの要因から習慣となっていることなどが考えられます。

ご質問の場合は、１日中お留守番をしているとのことですが、充分な運動やお散歩はされていますか？　また、お食事の後に何か愛犬がストレスになるような特別なことをされているのでしょうか？

このような行動をとるワンちゃんは、生活環境で何らかのストレスが大きくのしかかっていることが多いと考えられます。日中はいつも一人ぼっちで留守番を毎日することは、我々が考えただけでも大きなストレスになることは容易に理解できます。

ストレスを大きく感じるこの環境を変えてあげることが重要でしょう。ワンちゃんは群れの仲間である家族の方とはいつも一緒にいたいと思っているものです。ですから、飼主は愛犬との共有時間をできるだけ多く持ってあげるようにしてあげることが大切なのです。

また、ワンちゃんはできるだけリーダーである飼主さんからの注目を集めるために、このような目立つ行動をとっているとも考えられます。過去にワンちゃんが自分の尾を追いかけてクルクル回るのを見て、飼主の方が喜んで、ワンちゃんに対してスゴイなどといって褒めたことはないでしょうか？

このような経験があるとワンちゃんは飼主の注目を集めるためにこの行動を繰り返すようになったとも考えられるのです。愛犬に対するストレスの原因は何かを考え、それらの要因を一つずつ取り除いてあげることが、ストレスから発生すると考えられる行動を抑制することになります。

尻尾を追いかけないようにするための方法

このような行動を愛犬がとっても、飼主はこの行動に注目するのではく、この行動を止めさせたいのであれば無視するようにしなければなりません。そうして、このようなことをしても飼主は注目してくれないことを愛犬に理解させなければならないのです。

また、孤独な環境に加え、運動不足や遊び道具（オモチャなどストレス発散道具）不足も大きなストレスの原因となりますから、毎日１回３０分以上のお散歩を２回は実施することをお勧めします。孤独を紛らわせるための遊び道具などを充分に与えてやることも良いでしょう。

ここでは触れませんがいろいろな遊び道具や方法があります。幼犬の場合は自分の尻尾を遊び道具と認識し、自分の尻尾を追い回すことがあります。この場合、幼犬は自分の尻尾ということを認識していないで追い回しているようです。

この行動が習慣化しないように飼主は注意し、対応しなくてはなりません。愛犬のストレスの大きな原因が日中の孤独であり、飼主さんの生活やお仕事を変えることができないのであれば、もう１頭愛犬のためにワンちゃんを家族に迎えるのも方法でしょう。（住宅環境も考慮しなければなりませんが・・・）

その他の考えうる原因

その他の原因として、チェックしておかなくてはいけないのがお尻や尾の部分です。この部分に傷や湿疹などの愛犬が不快と思われる原因はないでしょうか？　自分で尾を咬んで傷ついた部分が治癒の途中で痒くて再び咬むことを繰り返している場合もあります。

痒みや痛みの原因があるようであれば、獣医師に対処してもらう必要があります。また、肛門嚢に問題はないでしょうか？オスワリの姿勢でお尻を引きずって前身するような行動も見られる場合は、肛門嚢に何らかの問題（肛門嚢が詰まっているなど）があり痒がっていることがほとんどです。

専門のペット美容サロンではシャンプー時に肛門嚢をトリマーが絞り出してくれますから、常に衛生を保てるばかりでなく安心です。もし、もし飼主自らがシャンプーをしている場合は専門家に肛門嚢の絞り方を教えてもらい、ご自分でシャンプーする場合にも肛門嚢の絞り出しを実施するようにしてください。

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