前足は5本、後ろ足は4本!
みなさん、猫のツメの数をご存じですか?
実は猫の前足には5本、後ろ足には4本のツメがあるんです。
「そんなにあるの?」と驚いた方もいるのではないでしょうか。
そしてその鋭いツメに、思わず「イタッ!」と声を上げた経験がある方も多いはず。
ツメが出ていなければフワフワの肉球で癒されるのに、ひとたびツメを出すとまるで小さなハンターに変身してしまいます。
ふだんは隠れているツメ
猫のツメは普段、肉球の中にしっかりと引っ込められています。ですが、
- 高いところにジャンプするとき
- オモチャで遊ぶとき
- ツメ研ぎをするとき
には、あの鋭くとがったツメが「シャキン!」と登場します。
甘えて抱っこされているときにも、気を抜くとツメが出ていることがあるので要注意。
おもちゃで遊んでいるうちにテンションが上がりすぎて、ツメがうっかり飼い主さんの腕に…なんてこともよくある話です。
歩くときはツメを引っ込める理由
猫が歩くとき、ツメを出していないのはご存じでしたか?
これは、獲物に気づかれないように足音を立てないためです。
ツメが床に当たって音を立ててしまうと、ハンターとして致命的。
だから、歩くときにはそっと忍ばせているんですね。
「ツメ研ぎ」は、実は「ツメはがし」?
猫がツメを研ぐのは「研ぐ」というよりも、古くなったツメの表面をはがしている行動に近いです。
何層にも重なったツメの先端が自然と剥がれ落ち、内側から新しくて鋭いツメが現れます。
つまり「ツメ研ぎ」は、新しいツメへの交換作業なんですね。
縄張りアピールにもツメは活躍
野良猫が壁や柱にツメ跡を残すのを見たことがあるかもしれません。
これは自分の存在や縄張りを示すためのサインです。
さらに、猫の指の間には臭腺があり、ツメ跡と一緒に自分の匂いもこすりつけています。
ツメ跡はなるべく高い位置に残そうとします。
これは「自分は大きくて強いんだぞ!」と他の猫に示すための本能的な行動です。
家を守るためにできること
多頭飼いをしていると、壁や家具がツメで傷つく…という悩みもありますよね。
ですが、猫のツメそのものをなくすことはできません。
そこで大切なのがツメ研ぎ対策です。
- 市販のツメ研ぎグッズを用意する
- ツルツル・硬い素材でツメ研ぎを避ける工夫をする
- ツメ研ぎしたくなる場所にグッズを設置して、しつける
また、去勢手術はオス猫の縄張り意識をやわらげ、壁へのツメ跡を減らす効果が期待できます。
特に複数の雄猫を飼っている場合には有効な対策です。
まとめ
猫のツメにはたくさんの役割があり、生活に欠かせないもの。
ただ「傷つけられた…」と困る前に、猫の習性を知っておくことで、うまく付き合っていけるはずです。
愛猫との暮らしが、もっと快適で、もっと楽しくなりますように。
(監修:NPO法人アニマルワン)
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