猫と暮らす 猫の飼い方・しつけ

子ネコを迎え入れる際の注意点と健康チェックについて

猫の飼い方・しつけ

子ネコの飼い方と注意点

子ネコを家に迎え入れるにあたって、注意する点はいろいろあります。見た目も愛くるしいぬいぐるみのような家族が加わるとなると、ついつい構いたくなるものです。しかし、子ネコは、母親や今まで可愛がられてきた人間から引き離され、見知らぬところ、見知らぬ場所に連れて来られた訳ですから、心細い気持ちと緊張から大変疲労しています。

ペットショップから購入した場合は、その殆どが生後2~3ヶ月ほどの子ネコです。人間の年齢に換算すると、わずか5歳にも満たないような子供です。1日の睡眠時間も成ネコと比べて多く、寝ている間に成長ホルモンを分泌しています。

子ネコは人間の子供と同じように、遊びとなると疲れも知らず無我夢中になって遊んでしまいますが、その後に疲れきってぐったりとしてしまいます。しかし、少なくても最初の3日間は、あまり構わずに環境に慣れさせることを優先にしてあげてください。

初めの1週間は、体調があまり安定しない場合があります。下痢をしやすかったり、嘔吐しやすかったりします。急に食事内容が変わると下痢をしてしまいますので、以前の食事内容をきちんと聞いておくようにしてください。

また、環境が変わったことや、構いすぎたことによるストレスからの不調によるものが多いのも事実です。しかし、他の重大な病気ということも考えられますので、ただの下痢・ただの嘔吐と思わずに、子ネコの場合は病気に対する抵抗力も少ないので、早めの受診を心がけてください。

子ネコの簡単な健康チェック

次に、子ネコの簡単な健康チェックのポイントを挙げていきます。目・鼻・耳・毛・肛門をチェックします。目は、瞬膜がでていたり、目ヤニや涙が多かったりするのは何かの病気の兆候です。鼻は普段は冷たく湿っているのが普通です。しかし、寝ているときは乾いています。寝ているとき以外でも乾いていたり、鼻水が出ていたりしないかを見ます。耳は中に黒い耳垢が溜まっていたら、要注意です。耳ダニの可能性がありますので、適切な治療が必要になります。

肛門はきちんと締まっているかを見ます。下痢が続いている場合は、赤くただれて痛がります。また、全体的に毛づやがない場合もどこか異常があるからでしょう。子ネコのうちは、起きている間中飛び回って遊んでいるものです。じっとうずくまっているような場合は、他に症状が出ていないかをよく観察してください。

子ネコを迎える前に適切な環境作り

子ネコの遊びは、とても無謀です。その為に、思わぬ事故につながることもあります。部屋の中を見回して、危険なものがないかをチェックする必要があります。子ネコに限らず、ネコは足場のないようなところでも、物を落としながらも平気で歩きます。そのときに落とされて困るような物は、片付けておくことが大切です。

花瓶やガラス製の写真立てなど、割れてしまうようなものは、しっかりと固定しておく必要があります。ひも状のものもネコがじゃれている間、どんどん飲み込んでしまう可能性があります。腸閉塞になることもありますので要注意です。意外と多いのが、電気コードによる感電です。カバーを取り付けるか、留守にする場合はコードをはずして置くようにしましょう。また、観葉植物の中には、毒となるものがありますのでネコにいたずらされないような場所に置き換えてください。

これ以外にも、家の中には危険なものがたくさんあります。子ネコを迎え入れる前に、きちんと環境を整えておくようにしましょう。

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